家族経営あるある〜給料日前編〜
卒業式が多いこの時期。
4月から晴れて新社会人になる方も多いことでしょう。
そして、5月ー6月になるとメディアで出てくるのが、新社会人の奇行や一ヶ月も持たずに辞めてしまい、「今の若者は、、、」というお決まりのフレーズ。
しかし、辞める側だけが果たして本当に悪なのであろうか!?
若者たちに伝えたい。
地方にはありがちな、家族経営の会社は注意した方がいい。
これが会社というものか、、、と洗脳されないで欲しい。
僕が体験している、家族経営の会社について記載しておく。
結論から言うと、家族経営の会社は、自分たち家族のことしか考えていない!と言うことである。(中小企業で特に家族以外に社員がいない場合)
註)僕も家族経営に望んで入ったわけではない。他にもスタッフがいるはずだったし、先代が退き、2代目の若社長になったら、若社長奥様&幼いお子様まで事務所にくるようになり、今では一家プラス一人となってしまったのである。
給料日近くになると、外部の会計士に報告するため、経理(会長夫人)は一ヶ月の支出計算を行う。
そこで決まっていう一言。
経理「今月もこんなに支払いがあるわ」
経理「今月は他に入金予定はない?」
それに対して若社長(息子)は経理(母親)に向かって
若社長「今月はあとこれだけだよ」
経理「chamaは他にない?」
chama「僕は◯十万入金があります」
経理「そう、、、どうしよう。これじゃ回らないわ」
そんなやりとりが毎月行われる。
この会話の目的はなんであろうか?
普通、本当にやばかったら社員を不安にさせるようなこんなやりとりは行わないであろう。
僕が思うに、「こんなギリギリの中でもあなたに給料を払っているのよ」
としか聞こえない。
さらに言うなら、「残業手当なんて払う余裕はない」という伏線であろう。
職種柄、確かに外注が多く、月々の支払いも多いのは確かである。
しかし、その分一件あたりの入金も大きく、その中には粗利もしっかりあるのである。
そして、僕自身も自分担当の物件があり、粗利ベースで(売り上げでなくて粗利である!)自分の給料の2〜3倍は会社に入れているのである。
その粗利たちはどこに消えたのだ!?
今月も厳しいわ〜は僕には高給取りの家族経営め!と日々憎悪となっているのだが、新社会人の方達は、そんな経営陣たちのやりとりが当たり前と思わないように、会社でのお金の流れを学び、疑問を持ちながら、もしくは友人と情報交換をしながら、対策して欲しい。
そして、精神的にやられる前に辞めてしまうのも一つの手である。
若い人たちは何度でもやり直せる!
・・・今夜もトレジャーBOXを見ている妻に、このことを愚痴ると
「自由になりたければ別れる選択肢もあるよ。」
僕の粗利を一番持っていく人がここにいた。
by blackchama