地元部落の慰労会
今日は地元の区内での体育役員の慰労会。
一家一役という風習があり、若者がやれる役といえば体育役員。
今年で7年連続である。
4部落からなるうちの区は、年に5回の体育行事を行う。
年度行事が全て終わったため、ご苦労さん会というわけだ。
体育役員は数少ない地元の若者が集まる役員のため、今後の行事について話が盛り上がったのでまとめておく。
参加者のほとんどが50代以上
小さい頃から知っている近所のおじさん達も、自分が30代半ばになったのと同様、年を取っているわけで、気づいたら50代も少ないぐらいで60代がメインの高齢者地区。
盆地という田舎のせいもあり、同世代の若い人たちは地元には帰ってこない。
そこで何か面白いことをしたいね!ってことに。
よそ者の発想、行動力が田舎には必要
役員や祭り行事は例年に習え。年寄りが増えるにつれそんな風習ができつつあった。
そんな風習に風穴を開けたのは、よそ者のいる部落。
例年の行いを見直し、新しいことにどんどん取り組んでる。
今日も、体育行事に関して切り出したのも、そんな彼だ。
子供や婦人会も巻き込む
昔は区の運動会があり、大人子供も一緒に行っていた体育行事。
それが次第に大人だけの行事になり、慰労会の方が楽しみになってきた。
今、一番のネックな行事、ソフトボール大会。
昔は、区で野球チームがあるほど盛んで、その全盛期を知る年輩型にはソフトボールが好きな人が多い。
しかし、ここ数年は高齢化が進み、体が動かない人が増えたために参加者が少ない。チームを作るのにも一苦労だ。
ソフトボールに変わる行事を考えておこう!というのが今日の主題。
大人男性だけでは存続が厳しい。
そこで声を挙げてくれたのが、小学生の子供を持つ婦人会の方々。
「自分たちも参加したいから、子供とできる行事にしてほしい」と。
今までに全くなかった考えである。
年間、こなすだけの体育行事が、地域活性にも及ぶ議論へと発展した。
ババ抜き最弱王決定戦
体が動かない年輩者と、小・中学生もたのしんで参加できるという理由から、ババ抜きが候補として挙がった。
ただやるだけでは面白くないので、地区の最弱王を決めトロフィーをあげる。
最弱王は次年度も強制参加。
歴代最弱王の写真を集会所に並べていく。
今までは部落での慰労会だったが、区全体でバーベキューをする。
勝ち抜けた人からバーベキューにありつくor最弱王を見届ける。
いきなり体育行事としてやるのはハードルが高いので、区の祭の時に試験的にやってみる。
などの意見が出た。これが正解とかはないけれど、とても前向きな意見で溢れていた。
まとめ
今、うちの地域は少子高齢化をひた走り、限界集落の可能性も高い。
そんな日本最先端の問題を抱える地域で、逆に活性化の前例を作れたなら、同じような状況の地域にも希望を持ってもらえるのではないか。
酔っ払った勢いのまま、話は盛り上がったが、8年連続の体育役員をやることが決まった瞬間でもある。